ワイルドリフト リアルトーク - 2021年7月

Mirrossが現在の開発チームが定める開発の焦点についてお話しします。今回のテーマはワイルドリフトのマッチメイキングの公平性、ラグとPingの急上昇、ウィントレードです。
デベロップメント
Alan Moore

皆さん、こんにちは！Mirrossです。

前回のリアルトークから時間が経ちましたが、最近皆さんから質問が寄せられていた開発分野についての最新情報をお届けします。ワイルドリフトでの個人的な体験についてフィードバックやご意見を寄せていただいた皆さん全員に感謝いたします。以前と同様、これが私たちが開発を行っている内容のすべてではありませんが、今回はいくつかの差し迫った重要なプランについてお話しします。さっそく始めましょう！

ラグとPingの急上昇

現時点で最大の注目点は、多くのプレイヤーがゲーム内で頻繁に体験するラグと“Ping値999”の問題への対処です。これは開発チームの最優先事項であり、集団戦の最中にこれが発生することのフラストレーションの大きさは私たちも十分に理解しています。

  • 先日、4G/Wi-Fiデュアルチャネル機能が導入されており、設定メニューからアクセス可能になっています。この機能はモバイルデータ通信とWi-Fiの両方を利用することにより、接続を強化して試合を通して安定した回線状態を維持するものです。これは誰もが利用できるオプションではありませんが、1試合あたりのデータ量がおよそ3.5MBの場合にのみご利用ください。
  • 今後も本作とライアットのインフラストラクチャーの内部的な仕組みを調整して最適化し、急激なラグの発生頻度とその影響の両方を抑制する方法を他にも模索していくつもりです。そのために、バックエンドの調整やルーティング精度の向上、世界中で新たなインフラストラクチャーの稼働を行う予定です。

マッチメイキングの公平性

ワイルドリフトのランク戦の人口が分散するようになり（多くのプレイヤーが自分の最高ランクに到達しているため）、本作のマッチメイキングに問題が見られるようになりました。主な問題は高スキルレベル帯での対戦待ち時間の長時間化と、全体的な対戦の公平性です。私たちが次に焦点を当てる問題は以下のとおりです。

  • パッチ2.4で高MMR帯の対戦に調整を行い、対戦待ち時間を大幅に短縮します。
  • また、パッチ2.5ではマッチメイキングシステムに大規模なオーバーホールを行う予定です。より短い時間で、より公平な対戦を組めるような状況に落ち着かせたいと考えていますが、この準備が整うまでには少し時間がかかります。
  • 一見"バランスが取れていない"ように見える対戦について、それがチーム内の誰かがハイスピードでランクを駆け上がっているからなのかどうかを、より明確に示すことができるように作業を進めています。
  • スキル検出の精度と速度を向上させる作業を行っています。これによってより公平でやりがいのある試合につながるはずです。
  • パッチごとにマッチメイキングのアルゴリズムを調整し続けています。それによってプレイヤーが好みのポジションでプレイできるようにバランスを取り、対戦が公平になり、自分の地域のプレイヤーとプレイできるようにし、対戦待ち時間が長くならないようにします。これは地域や一日のうちの時間帯などの違いに応じて試行錯誤を重ねる必要がありますが、意外性を排除して体験が公平になるように積極的に作業を続けていきます。

    ウィントレードと八百長行為

    ウィントレードと八百長行為がランキングの一部に影響を与えています。私たちは先日、より頻繁に大規模アカウント停止措置を行い、試合結果に不正に影響を与えようとするプレイヤーへのペナルティーを重くすることを発表しました。

    • 次は、これらの行為に対してペナルティーが与えられるまでの時間を短縮することに集中します。
    • また、組織的なウィントレードよりも、より多くのプレイヤーに影響を与える意図的なフィード（およびその他の意図的な敗北行為）へのペナルティーについても詳しく調査を行います。

    その他

    年内に私たちが多く取り組む可能性が高い作業のひとつは、5v5の試合以外の部分でワイルドリフトを楽しむ方法の改善です。本作を不要なシステムであふれさせてしまわないことは重要ですが、ワイルドリフトには核となるソーシャル機能が不足しているのは事実であり、やりこみ要素や新コンテンツの獲得方法、マスタリーを披露する方法なども欠けています。詳しい内容や具体的なタイミングはまだ確定していませんが、今年の終わりまでに以下が導入される予定です。

    • パッチ2.4で、ランク戦にやりこみ要素への変更を含む様々な調整を行います。7月にはより詳しい情報をお届けします。
    • また、パッチ2.4では大量のアップグレードを用意してワイルドパスが復活し、新たなパスが登場するまでのブランク期間がなくなります。7月の/dev: diaryでさらに詳しくお伝えします。
    • パッチ2.5で、他の人と一緒にプレイすることがより楽しくなるような、沢山のソーシャル機能のセットを順次リリース開始する予定です。
    • 将来的にはランク戦をプレイした際の褒章を増やし、シーズン終了時にティアとディビジョン以外に目指せる目標を追加する予定です。
    • これ以外はまだ未定ですが、ライアット全体で複数のチームがこのような新機能の開発を行っています。


    今回は以上です。いつもプレイしていただきありがとうございます。滅びとの戦いの健闘をお祈りします！

    Mirross