/dev: ギルドとGvG
「リーグ・オブ・レジェンド」のようなMOBAジャンルで5人のプレイヤーを集めるには何が必要でしょうか?それが20人、50人、100人なら?私たちがワイルドリフトへのギルドの導入について考えたとき、そこには多くのハードルが存在することが分かっていました。同時に、すべてのプレイヤーにそのようなコミュニティーを構築する機会を提供することがとても重要であることも分かっていました。
この記事では、ワイルドリフトのギルドおよび「GvG」の内容、そして私たちがこの5人単位でプレイするゲームで、充実したコミュニティーシステムを提供するために何を重視したのかについてお話しします。以下をお読みください!
この記事を読む前に、ギルド vs ギルドの詳細については、概要を説明した記事かパッチ2.5のプレビューの詳細情報をぜひご覧ください。
ギルドに参加すべき理由とは?
もちろんソロキューも好きですが、ゲームをプレイしたことがあるなら誰もが「友達とプレイする方がもっと楽しい」と言うと思います。より多くの人と一緒にワイルドリフトをプレイしたいなら、ギルドに参加すべきです!
MMORPGなどの他のジャンルのゲームでギルドについては知っているかもしれませんが、ギルドではプレイヤーが集まってコミュニティーを構築し、レイドなどの大規模グループ向けのコンテンツに挑みます。その大規模コミュニティーの感覚を、たった5人でプレイすることを前提としたワイルドリフトにも導入したいと考えました(カスタムゲームを含めるなら10人ですね)。
このサイズを考慮し、ギルドを開発するうえでの最初のチャレンジは、私たちのエコシステムにおいて、大規模なグループに所属することに価値を感じられるものにすることでした。そこで、全員が同じキューで対戦待ちしなくても、ギルド内の全員が同時に価値を感じられる特典を作り出しました。さらにギルドメンバーと一緒に対戦待ちするとポロの祝福を獲得し、XPとブルーモートのボーナスを獲得できます。また、ギルドレベルシステムも存在し、グループを組んでプレイしてギルドポイントをためることで報酬を獲得できます。
素敵な報酬以外にも、ギルドはプレイヤー同士をシームレスにつなぎ、真のコミュニティー体験を簡単に見つけられるものにしたいと考えました。新たなグループ検索システムとギルドフィードによって、グループを見つけるという作業の負担が軽くなり、さまざまな体験をコミュニティーと共有できるようになります。ギルドがあれば、新たなプレイヤーと知り合って一緒にプレイして思い出を作ることが、これまで以上に直感的に行えるようになると考えています。
また、フレンドと一緒にプレイしたり、新たなフレンドを増やすことのメリットが大きくなるように、プレイヤーに共通の目標を提供したいとも考えていました。そこでギルド vs ギルド、略してGvGの登場です。(PvPみたいな感じですね。…ですよね?)
ギルド vs ギルドとは?
GvGは、基本的には毎週行われるチャンピオン同士の対決で、ルーンテラ内でライバル関係にあるチャンピオンが取り上げられます──最初はピルトーヴァーとゾウンがテーマになります。バトルは非同期で行われるので、プレイヤーを集めて時間を決めてワイルドリフトで対戦して戦うのではなく、対象となる週にワイルドリフトをプレイしてチャレンジを完了することで勝利を目指します。
バトルが開催される週には、その地域でライバル関係にあるチャンピオンのいずれかの陣営に入り、そのライバル関係の決着を目指します。たとえば、GvGの最初のシーズンでジンクスの陣営に割り当てられた場合は、姉のヴァイの陣営に所属するギルドと対戦が組まれることになります。ジンクスが相手を挑発しながら、ライバル関係に決着をつけるためにギルドに何をして欲しいかを話し、同様にヴァイも大きなガントレットを突き合わせてセリフで応戦します。
その週の終わりには、2つのギルドが最後の対決に挑み、その週のGvGの勝敗結果が出ます。勝利すればボーナスの戦利品を獲得して、ランキングの上位に入る可能性が高まります。
そういえば、ランキングについてお話しするのがまだでしたね?GvGをプレイしてランキングを上げることで、ギルドバッジのメダルがアップグレードされます。
でも、どうして…?
詳細については解説記事をご覧ください!ギルドとGvGが現在のシステムになっている主な理由としては、これらが上手く機能して、排他的な行動を生み出すことを避け、ギルドメンバーが一緒に協力したくなるような環境を作り出すために、さまざまな難しい判断が必要であったからです。
たとえば、ストーリー要素(例:毎週展開されるチャンピオン間の会話)を導入したのは、ギルドメンバーに勝利すること以外で楽しめるものを提供したかったからです。それに、GvGの報酬を獲得するにあたってはスキルが壁になることはありません。一緒にプレイすれば、誰もがGvGのシーズンコース上の無料の報酬を手に入れることができます。
ワイルドリフトは競技性の高いゲームですが、GvGではライバルギルドとプレイヤー同士を試合で対戦させることはありません。では、なぜ試合を通した直接的な対戦ではなく、協力して目標を達成することに焦点を当てたのでしょうか?
それは、私たちがギルドで最優先していることがプレイヤーがより多くのフレンドをつくって、その絆を深めることだからです。それを考慮して、ランクにかかわらず、誰もが対等な立場で貢献できるように、時間を合わせて試合を行う対戦は選択しませんでした。さらに、ほぼすべてのコミュニティーミッションはギルドメンバーと一緒にプレイすることで完了できるようになっています。
これは他のプレイヤーと一緒にプレイしてもらうことが重要であり、ギルド内でスキルレベルの高いプレイヤーだけが重宝される環境を作り出したくなかったからです。そうではなく、長期にわたって一緒にプレイするギルドに報酬を提供するようにしたいと考えました。とはいえ、ソロでも貢献できるコミュニティーミッションが毎週1つは存在しますので、内向的な性格だったとしても心配はいりませんが、ギルドに参加するなら一番のプレイ方法は他のプレイヤーと一緒にプレイすることです。
恩恵を受ける
また、毎週ギルド内の全員が「強化」かされたかどうかでギルドに貢献できる、「チャンピオンの恩恵」というコミュニティーミッションも導入しました。強化されたプレイヤーは一緒にプレイすることで他のプレイヤーを強化することが可能で、それによってトロフィーポイント(GvGにおける経験値のようなもの)を獲得できます。プレイヤーは「未強化」から「強化」状態になれば、コミュニティーミッションを通して獲得して蓄えられていたトロフィーポイントを獲得できるようになります。そして自分が強化状態になれば、今度は他のプレイヤーを強化することが可能になります!
究極的には、一部のグループだけではなく、より多くのギルドメンバーと一緒にプレイすることを促して、誰も取り残されないようにすることが重要だと感じたのです。コミュニティーは5人チーム以上の存在であり、誰もが新たなフレンドと出会えるようにしたいのです!
でも、あれが欲しい!
最後になりましたが、GvGで味方になるチャンピオンを選べるのかどうかが気になっている方もいるでしょう。これについては色々と考えたのちに、あなたが選ぶのではなく、「チャンピオンがあなたを選ぶ」ことにしました。これにはイベントのための会話の準備やマッチメイキングの問題、バランスの破綻の回避、(アムムなどの)一部のチャンピオンを悲しませないことなど、さまざまな理由があります。
エキサイティングで予測のつかないストーリーを楽しんでもらうために、仕組みをシンプルにして、毎週2人のチャンピオンが登場し、対戦するギルドに各チャンピオンが割り当てられるようにしました。この方法なら、誰もがお気に入りのチャンピオンを選べないので、ギルド内で自分の好きなチャンピオンが選ばれなかったとで揉めることがなくなり、真の相手であるライバルのギルドとの対戦に集中できます!
ぜひフィードバックを!
この記事でギルドについて理解が得られたと同時に、新たな質問が出てきたかもしれません。これは始まりにすぎません。ギルドは今後も長期的に進化させていくつもりです。
ギルドとGvGは、“あなた”のためのものです!ギルドは私たちも楽しんで開発しましたので、誰もがワイルドリフトで(またはその外でも)力を合わせて何かを一緒に作り出してもらいたいと考えています。変更してほしい部分があるという意見もあるかと思いますので、皆さんからのご意見をお待ちしています!フィードバックは常にチェックしていますので、特にギルドを体験することができたら、ご意見をお聞かせください。また、変更を行ったり、新コンテンツを追加するには時間がかかりますので、辛抱強くお待ちください!
今後は皆さんの協力を得てワイルドリフトのギルドを進化させて、対戦相手に勝利し、素敵な思い出を作っていきたいと願っています。
それでは「ワイルドリフト」でお会いしましょう!